2009年 05月 08日
mis zapatos
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mis zapatos(ミス サパトス)私の靴、という意味です。
フラメンコをまだ踊ったことのない方から良く質問を受けます。
フラメンコシューズって・・・?と。
いろいろなメーカー、形、色があるのですが。
わたしは曲種、床の具合等見ながら靴を選びます。
自分の足に合う靴に出会うまではいろいろ試しました。
既製品、オーダー、セミオーダー、サイズ違い、材質違い、とにかくいろいろ履きました。
まずは写真から。普通の革靴のように見えますね。
比較的新しい靴なので、皺も少なく他の靴に比べると、きれいな状態です。
ストラップや踵の形、色なんかもメーカーによって様々なスタイルがあります。
ちなみにこれは職人さんによるセミオーダーの靴です。
この踵は5cm、clasico(クラシコ)と呼ばれる一番ポピュラーなものです。
これ以外に高さを変えたもの、太いもの、細いもの、くびれたものなど。
いろいろあります。踊り手さんによって合うものを選んでいるようです。
これもいろいろ試しましたが今はこれに落ち着いています。
そしてフラメンコシューズの特徴である、釘!
1足あたり200本以上の釘が打ちつけてあるとか。
履きこんでいくと。黒いゴムの部分は磨り減り、釘も減って抜けてしまうことも。
ゴム部分は張り替えて使います。消耗激しいので結構な頻度で変えます。
釘はかかとと、つま先部分に打たれ。
土踏まず部分は靴がバラバラにならないように。
しっかり縫い合わせてあります。
赤い矢印の部分にAAと書いてあるのは。
doble ancho(ドブレ アンチョ)といって。
幅が広い靴のことです。
日本人の足は欧米人に比べて、幅広い人が多いようです。
普通幅のものを履いたこともありましたが、やはり窮屈で今はdoble anchoに落ち着いています。
①足裏 全面(golpe ゴルペ:stroke、shot、hit)
②足裏 指先釘部分(planta プランタ)
③足裏 かかと部分(tacón タコン)
④つま先 (punta プンタ)
⑤かかと 外へり部分
(tacón タコン:③と呼び方は一緒ですが打ち方と音質が異なります)
この5種類を打ち分け、組み合わせて。
zapateado(サパテアード)と呼ばれる足音を出していきます。
全身を支えてくれる靴。とても大事なものです。
愛着もあります。スペインから帰国する時も。
穴が開き、壊れた靴を処分するのが悲しかったことを覚えています。
直して、直して。足になじんだ靴を。
たとえ壊れていても手放すのはなんだかさみしいものです。
そんな愛着をもった靴を履いて。音を奏でること。
心地良い音を出せるよう、研究、練習、の日々です。
これからフラメンコをはじめたいけれども買う靴を迷っていらっしゃる方。
踊っていて靴について悩んでいらっしゃる方いらっしゃたら。
アドバイスできることもあるかもしれません。
ご連絡いただけたらご相談にのらせていただきます。
最後の写真は。ちょっと爽やか(?)に。
ドクダミ、好きな花の一つです。まだお花はつけていませんが。
今葉っぱがぐんぐん伸びてきていてキレイです。
フラメンコをまだ踊ったことのない方から良く質問を受けます。
フラメンコシューズって・・・?と。
いろいろなメーカー、形、色があるのですが。
わたしは曲種、床の具合等見ながら靴を選びます。
自分の足に合う靴に出会うまではいろいろ試しました。
既製品、オーダー、セミオーダー、サイズ違い、材質違い、とにかくいろいろ履きました。
まずは写真から。普通の革靴のように見えますね。
比較的新しい靴なので、皺も少なく他の靴に比べると、きれいな状態です。
ストラップや踵の形、色なんかもメーカーによって様々なスタイルがあります。
ちなみにこれは職人さんによるセミオーダーの靴です。
この踵は5cm、clasico(クラシコ)と呼ばれる一番ポピュラーなものです。
これ以外に高さを変えたもの、太いもの、細いもの、くびれたものなど。
いろいろあります。踊り手さんによって合うものを選んでいるようです。
これもいろいろ試しましたが今はこれに落ち着いています。
そしてフラメンコシューズの特徴である、釘!
1足あたり200本以上の釘が打ちつけてあるとか。
履きこんでいくと。黒いゴムの部分は磨り減り、釘も減って抜けてしまうことも。
ゴム部分は張り替えて使います。消耗激しいので結構な頻度で変えます。
釘はかかとと、つま先部分に打たれ。
土踏まず部分は靴がバラバラにならないように。
しっかり縫い合わせてあります。
赤い矢印の部分にAAと書いてあるのは。
doble ancho(ドブレ アンチョ)といって。
幅が広い靴のことです。
日本人の足は欧米人に比べて、幅広い人が多いようです。
普通幅のものを履いたこともありましたが、やはり窮屈で今はdoble anchoに落ち着いています。
①足裏 全面(golpe ゴルペ:stroke、shot、hit)
②足裏 指先釘部分(planta プランタ)
③足裏 かかと部分(tacón タコン)
④つま先 (punta プンタ)
⑤かかと 外へり部分
(tacón タコン:③と呼び方は一緒ですが打ち方と音質が異なります)
この5種類を打ち分け、組み合わせて。
zapateado(サパテアード)と呼ばれる足音を出していきます。
全身を支えてくれる靴。とても大事なものです。
愛着もあります。スペインから帰国する時も。
穴が開き、壊れた靴を処分するのが悲しかったことを覚えています。
直して、直して。足になじんだ靴を。
たとえ壊れていても手放すのはなんだかさみしいものです。
そんな愛着をもった靴を履いて。音を奏でること。
心地良い音を出せるよう、研究、練習、の日々です。
これからフラメンコをはじめたいけれども買う靴を迷っていらっしゃる方。
踊っていて靴について悩んでいらっしゃる方いらっしゃたら。
アドバイスできることもあるかもしれません。
ご連絡いただけたらご相談にのらせていただきます。
最後の写真は。ちょっと爽やか(?)に。
ドクダミ、好きな花の一つです。まだお花はつけていませんが。
今葉っぱがぐんぐん伸びてきていてキレイです。
by serranita
| 2009-05-08 00:33
| フラメンコのお話