2009年 03月 18日
パルマ
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前回に引き続きフラメンコのお話です。
今日は。
パルマ(手拍子)について。
フラメンコは。
曲によって、コンパスと呼ばれるリズムが変わります。
このコンパスという枠組みの中で。
いろいろと共演者とコンタクトをとりあうのです。
音は大きくわけて二つあります。
高いseco(セコ 乾いた)と呼ばれる音と。
くぐもったbajoもしくはsordo(バホ 低い、ソルド 静かな、鈍い)と呼ばれる音。
たたく時の手のひらの角度を変えると、この二つの音を出せるようになります。
この音が。
ただたたいているように見えるのですが。
楽器と同じように。
ただ鳴らしている音と。奏でる音と。ぜんぜん違うのです。
この二つ音、secoとbajoを曲調、テンションに合わせて組み合わせを変えて打っていきます。
二人以上いる場合は、ベースとなる人がベースのリズムを保ち。
他の人はそのベースに合う合いの手や裏打ちをいれていきます。
そのコンビネーションによって、各曲にアクセント、彩りをそえていくのです。
ついつい観ていると。
共演者と同じように。
観客席でもたたきたくなる気持ちになってしまうのですが。
このパルマはアーティスト共演者の間のつなぎめのような。
スピードを保ったり、アーティストをバックアップしたりと。
デリケートかつ大事な役割を担うため。
彼らから離れた場所、すなわち観客席では、たたかない方が良いとされています。
その打ち方、音色にも。
フラメンコを生でみる機会がある方。
ぜひ一度注目してみてください。
パルマを効果的にたたくのは。
とても難しいです。
リズムが体にたたきこまれていないと。
逆効果になってしまうことが多々あります。
そんなパルマをたたく人のことをパルメロと呼びます。
歌い手や共演する踊り手がたたく場合もありますが、パルマ専門に舞台に立つ人たちもいるのです。
このパルマ専門のアーティストたちの音色、使い分け方はすごいです。
心地よいやさしい音だったり、激しく打ち合い、盛り上げる音だったり。
まさに手が楽器と化しているのです。
パルメロでなくても。
アンダルシアには。
フラメンコ愛好家でもパルマを上手にたたく人たちがいます。
小さなうちからコンパスに親しみ、たたき続けているせいか。
うまい具合に調子を合わせて、その場を盛り上げてしまう人たちがいます。
そんな人たちに出会った場面が。
いくつかありました。
次回はそのお話をします。
きれいなsecoのパルマがきけます。手のアップもみれますよ。
こちらはbajoの音から始まります。
途中からsecoの音に切り替わったりしていく様子に。注目してみてください。
今日は。
パルマ(手拍子)について。
フラメンコは。
曲によって、コンパスと呼ばれるリズムが変わります。
このコンパスという枠組みの中で。
いろいろと共演者とコンタクトをとりあうのです。
音は大きくわけて二つあります。
高いseco(セコ 乾いた)と呼ばれる音と。
くぐもったbajoもしくはsordo(バホ 低い、ソルド 静かな、鈍い)と呼ばれる音。
たたく時の手のひらの角度を変えると、この二つの音を出せるようになります。
この音が。
ただたたいているように見えるのですが。
楽器と同じように。
ただ鳴らしている音と。奏でる音と。ぜんぜん違うのです。
この二つ音、secoとbajoを曲調、テンションに合わせて組み合わせを変えて打っていきます。
二人以上いる場合は、ベースとなる人がベースのリズムを保ち。
他の人はそのベースに合う合いの手や裏打ちをいれていきます。
そのコンビネーションによって、各曲にアクセント、彩りをそえていくのです。
ついつい観ていると。
共演者と同じように。
観客席でもたたきたくなる気持ちになってしまうのですが。
このパルマはアーティスト共演者の間のつなぎめのような。
スピードを保ったり、アーティストをバックアップしたりと。
デリケートかつ大事な役割を担うため。
彼らから離れた場所、すなわち観客席では、たたかない方が良いとされています。
その打ち方、音色にも。
フラメンコを生でみる機会がある方。
ぜひ一度注目してみてください。
パルマを効果的にたたくのは。
とても難しいです。
リズムが体にたたきこまれていないと。
逆効果になってしまうことが多々あります。
そんなパルマをたたく人のことをパルメロと呼びます。
歌い手や共演する踊り手がたたく場合もありますが、パルマ専門に舞台に立つ人たちもいるのです。
このパルマ専門のアーティストたちの音色、使い分け方はすごいです。
心地よいやさしい音だったり、激しく打ち合い、盛り上げる音だったり。
まさに手が楽器と化しているのです。
パルメロでなくても。
アンダルシアには。
フラメンコ愛好家でもパルマを上手にたたく人たちがいます。
小さなうちからコンパスに親しみ、たたき続けているせいか。
うまい具合に調子を合わせて、その場を盛り上げてしまう人たちがいます。
そんな人たちに出会った場面が。
いくつかありました。
次回はそのお話をします。
きれいなsecoのパルマがきけます。手のアップもみれますよ。
こちらはbajoの音から始まります。
途中からsecoの音に切り替わったりしていく様子に。注目してみてください。
by serranita
| 2009-03-18 00:42
| フラメンコのお話