2015年 04月 23日
tierra
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tierra(earth,land ground,soil)
フラメンコに限らず土地の香りのする舞や唄、音楽、好きです。
日本の民謡や三味線、能や歌舞伎の舞など、フラメンコに似ているなあ、と思うこと多々あります。
フラメンコ、アンダルシアが発祥といわれていますが、セビージャにはセビージャの、グラナダにはグラナダ、ヘレスやカディス、モロン、コルドバ、レブリハなどなど。挙げればきりがないほどその土地のスタイルがあります。
さらには、~家のスタイル、なんて細分化されていきますが、学術的にきちんと分類されているわけではありません。
そんな話をスペイン人アーティストたちとしていると''外からきて学ぼうとする人たちはそうやってすぐ答えを求める、大事なことは感じること。フラメンコはほんとにシンプル、その人のあるがままなんだよ。''なんてことを話してくれたりしました。
誰かに強制されてやることではなく。
そこに、自ら立ち語ることが大事だと、教えてくれたらのも彼等でした。
セビージャにもいろんなスタイルの踊りがあります。
そんな中、セビージャを舞台にした作品で印象深いものがあります。
マリア・パヘス舞踊団のSevilla、スペイン国立バレエ舞踊団のSuite Sevillaです。
マリア・パヘス舞踊団 Sevilla
もうすぐ来日するマリア・パヘス。
彼女の作品はひとつひとつにいろんな仕掛けがあって、それらが組み合わさって観た後に何かを贈られたような気分になる作品が多いような気がします。
舞台自体を美しい箱のように使うその手法も毎度驚きがあります。
使う曲や衣装、背景にいたるまでこだわりが伝わってきます。
Sevillaはスペインで観たのですが、あぁ!Sevillaだ!と思うシーンがあちこちに出てきます。
3'12あたりに出てくるセビジャーナスも素敵です。
スペイン国立バレエ舞踊団 Suite Sevilla
フラメンコの香りも残しながら、高い舞踊テクニックを用いたエンタテイメントとしても人気のある舞踊団。
鍛錬された美しさもまた魅力的です。
ファミリアのフラメンコといえば、この一家、一族を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
昨夏共演したファルーカの息子たち。
昨年スペインへ行ったときに息子のファルキートのクラスにも行ってきました。
彼が大事にしていることが伝わってくるクラスでした。
家族や仲間とのフラメンコはお客さまにみせるものではなく、プライベートなものです。
そこには特別な空気がながれます。
街中でこのように机をたたきはじめるシーンに立ち会えると。
商業的ではない、アーティストたちの素のフラメンコがみることができるチャンス!と胸高鳴ります。
舞台でみる彼らとはまたひとあじもふたあじも違うのです。
テレビ向けのおなじみの映像ではありますが。それでもにんまりとしてしまう瞬間があります。
若手の中でも実力派と呼ばれるグラナダ出身の踊り手、マノリージョことマヌエル・リニャン。
美しい軸、刃物のような切れ味。そしてフラメンコに欠かせないペソ(重み、圧)。
間近でみて学びたくて昨年、スペインでクラスを受講しました。
野性味あふれる、それでいてしなやかな美しさに心打たれました。
スペインだと、唄主流のライブも多く、歌う姿はまるで踊っているようです。
gesto(ヘスト ジェスチャー)、フラメンコに大事な要素のひとつ、いろいろでてきます。
これも、あれも、どれもフラメンコ!です。
オレ!
Luis de la Pica、好きなアーティストのひとりです。
残念ながら生でみることはできませんでしたが、こんなフラメンコもあるのかと。
はじめてふれたとき、じんわりとあたたかい気持ちになったこと思い出します。
詩もとても素敵なんです!
舞台に出てきた瞬間、ちょい悪おやじ登場!に会場がわいた感じがとても印象的でした。
Capullo de Jerezのライブ、最高に面白いです。2'50くらいからはじまります。
レブリハのミゲル・フニ。毅然とした立ち姿が美しくて見入ってしまいます。
長文になったうえだいぶ脱線してしまいましたが、ご紹介した映像、どれもフラメンコです。
フラメンコの話をしだすと止まりません。
ひとつ知ると。またひとつ深く知りたくなる。
感動するたびに。なぜだろう、と知りたくなる。
不思議な魅力がフラメンコにあります。
人間の出す声、人間の手の音、そして足音。
それらが複合的に織り成すアート。
説明抜きに心をわしづかみにされる瞬間があります。
その魅力はうまく言葉にできません。
その場にいることができたことが。
心底幸せだと思う瞬間。
大袈裟ではなく、生きていて良かった、と。
わたしは何を目指すのか。
まだまだ道の途中。
探し続けていきたいと思います。
フラメンコに限らず土地の香りのする舞や唄、音楽、好きです。
日本の民謡や三味線、能や歌舞伎の舞など、フラメンコに似ているなあ、と思うこと多々あります。
フラメンコ、アンダルシアが発祥といわれていますが、セビージャにはセビージャの、グラナダにはグラナダ、ヘレスやカディス、モロン、コルドバ、レブリハなどなど。挙げればきりがないほどその土地のスタイルがあります。
さらには、~家のスタイル、なんて細分化されていきますが、学術的にきちんと分類されているわけではありません。
そんな話をスペイン人アーティストたちとしていると''外からきて学ぼうとする人たちはそうやってすぐ答えを求める、大事なことは感じること。フラメンコはほんとにシンプル、その人のあるがままなんだよ。''なんてことを話してくれたりしました。
誰かに強制されてやることではなく。
そこに、自ら立ち語ることが大事だと、教えてくれたらのも彼等でした。
セビージャにもいろんなスタイルの踊りがあります。
そんな中、セビージャを舞台にした作品で印象深いものがあります。
マリア・パヘス舞踊団のSevilla、スペイン国立バレエ舞踊団のSuite Sevillaです。
マリア・パヘス舞踊団 Sevilla
もうすぐ来日するマリア・パヘス。
彼女の作品はひとつひとつにいろんな仕掛けがあって、それらが組み合わさって観た後に何かを贈られたような気分になる作品が多いような気がします。
舞台自体を美しい箱のように使うその手法も毎度驚きがあります。
使う曲や衣装、背景にいたるまでこだわりが伝わってきます。
Sevillaはスペインで観たのですが、あぁ!Sevillaだ!と思うシーンがあちこちに出てきます。
3'12あたりに出てくるセビジャーナスも素敵です。
スペイン国立バレエ舞踊団 Suite Sevilla
フラメンコの香りも残しながら、高い舞踊テクニックを用いたエンタテイメントとしても人気のある舞踊団。
鍛錬された美しさもまた魅力的です。
ファミリアのフラメンコといえば、この一家、一族を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
昨夏共演したファルーカの息子たち。
昨年スペインへ行ったときに息子のファルキートのクラスにも行ってきました。
彼が大事にしていることが伝わってくるクラスでした。
家族や仲間とのフラメンコはお客さまにみせるものではなく、プライベートなものです。
そこには特別な空気がながれます。
街中でこのように机をたたきはじめるシーンに立ち会えると。
商業的ではない、アーティストたちの素のフラメンコがみることができるチャンス!と胸高鳴ります。
舞台でみる彼らとはまたひとあじもふたあじも違うのです。
テレビ向けのおなじみの映像ではありますが。それでもにんまりとしてしまう瞬間があります。
若手の中でも実力派と呼ばれるグラナダ出身の踊り手、マノリージョことマヌエル・リニャン。
美しい軸、刃物のような切れ味。そしてフラメンコに欠かせないペソ(重み、圧)。
間近でみて学びたくて昨年、スペインでクラスを受講しました。
野性味あふれる、それでいてしなやかな美しさに心打たれました。
スペインだと、唄主流のライブも多く、歌う姿はまるで踊っているようです。
gesto(ヘスト ジェスチャー)、フラメンコに大事な要素のひとつ、いろいろでてきます。
これも、あれも、どれもフラメンコ!です。
オレ!
Luis de la Pica、好きなアーティストのひとりです。
残念ながら生でみることはできませんでしたが、こんなフラメンコもあるのかと。
はじめてふれたとき、じんわりとあたたかい気持ちになったこと思い出します。
詩もとても素敵なんです!
舞台に出てきた瞬間、ちょい悪おやじ登場!に会場がわいた感じがとても印象的でした。
Capullo de Jerezのライブ、最高に面白いです。2'50くらいからはじまります。
レブリハのミゲル・フニ。毅然とした立ち姿が美しくて見入ってしまいます。
長文になったうえだいぶ脱線してしまいましたが、ご紹介した映像、どれもフラメンコです。
フラメンコの話をしだすと止まりません。
ひとつ知ると。またひとつ深く知りたくなる。
感動するたびに。なぜだろう、と知りたくなる。
不思議な魅力がフラメンコにあります。
人間の出す声、人間の手の音、そして足音。
それらが複合的に織り成すアート。
説明抜きに心をわしづかみにされる瞬間があります。
その魅力はうまく言葉にできません。
その場にいることができたことが。
心底幸せだと思う瞬間。
大袈裟ではなく、生きていて良かった、と。
わたしは何を目指すのか。
まだまだ道の途中。
探し続けていきたいと思います。
by serranita
| 2015-04-23 22:38
| フラメンコのお話